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設立趣旨

日本の60歳前後の技術者は第二次世界大戦の前後に生まれ、物のない少年期に廃物を 利用した木工、ブリキ板細工などの物づくりを経験し、昭和30年代に政府及び 産業界からの要求で次々に創設された大学の工学部を卒業し、高度経済成長期に熟練した 技術・技能者の元で鍛えられてきました。そして彼らは伝統的な物づくりの技術と技能を 生かして日本の復興と繁栄に貢献してきましたが、バブル期を境に日本の技術者は 冷遇され、海外での技術移転に生活の糧を見出さざるを得ない状況に追い込まれております。 一方、日本国内では産業の空洞化が進み、物づくりを知らない中堅技術者が物づくりの主役を 務めるようになったため、画期的な新製品を生みだすこともできず、初歩的なミスを 続発させているのが現状です。また、若手技術者は物づくりを知らない中堅技術者の下で 充分な技術・経験を伝承されることもなく、物づくりの指導を受けられない状況に おかれています。

こうした状況の下、時間的余裕があり、優秀で経験豊富な高齢技術者に活躍の場を提供し、 中堅及び若手技術者が抱える技術問題の解決を支援すると共に、教育啓蒙活動を通して 日本の技術力の向上と産業の活性化を図るため、特定非営利活動法人 CAFE(Computer Aided Forum by Senior Engineer、呼称カフェ)を設立することに なりました。本会の会員は高齢技術者を中心としていますが、たんなる機械やソフトウェアの 操作ではできないような技術分野で長年の実務経験を有し、現在でも充分に第一戦で活躍できる 人々を中心に構成します。とくに、公的な資格制度がなく、適用に当たっては豊富な経験を必要 とするCAD、CAM、CAEなどのコンピュータ利用分野に重点を置きます。

特定非営利活動法人CAFEは、民設民営形態で自主自立で運営し、企業・行政・教育機関からの 支援の窓口及び調整を担います。特に、本NPO法人は各県における企業・教育関係機関支援を 主目的として各県内の眠った高齢技術者を企業横断的に発掘し、雇用の創出と拡大に努めます。 また豊富な経験を活かして地場産業を対象にした新規事業のアセスメントや提案も行います。

本NPO法人は、地方と首都圏との情報交換も視野に入れながら業務を円滑に行うために 情報処理技術(IT)を全面的に活用するためにサーバーコンピュータなどの資産を保有すると 共に、高齢技術者と情報交換するために事務所を開設します。また志を同じくするNPOとの 連携、情報の収集・発信・共有、NPO設立に関わる支援業務などを行う場としても活動します。