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CAFE会員の提言

TCR総研 高張 研一
yamato
戦艦大和

排水量

62545[t]

全長

248[m]

最大幅

38.9[m]

速力

27[knot]

主砲

46cm砲 9門

出力

135,000馬力

最大舷側鋼板

410[mm]

搭乗員

3,000名

昨年の12月の文芸春秋に立花隆さんが“戦艦大和、第二の敗戦”という記事を 書かれておりました。読んだ方も多いかと思います。
その中で立花さんは戦艦大和が持っていた技術が戦後日本の復興に大きく 貢献したこと、(日本再生のさきがけとなる!)そしてこの技術は二度と のりこえられないだろう、と述べられています。ぼくもそう思います。 ひとつだけ言っておきたいことは、これだけすばらしい建造物が短納期、 コストダウン、高性能を完っうして造られこと。そしてそこで使われた 計算機は手回し計算機とそろばんと計算尺だけだった、ということです。 いい設計とは“道具”ではないんだ、設計者のセンスと誠意と 使命感なのだ!ということです。

さて俳句と聴くとなんだか古臭くて自分には無縁だと思われる人が おられるかも知れませんが、そうではありません。これからの技術屋の 一般教養だと思っています俳句とは5,7,5わずか17文字で自然、 人事を表現します。そのために無駄を徹底的に削ぎ落とします。 削ぎ落としたあとに新たな感動と気づきが湧いてきます。 これはいい技術屋になるため必要条件だと思います。

ぼくが今顧問をさせていただいている会社に実社長と言う方が いらっしゃいます。まだお若い二代目社長です。

"春の雪 わが型枠は 旅立ちぬ"

社長がこういう優しさで自分の会社の製品の出荷を見送るのです。 ですから従業員も誠意を持っていい設計、いい物造りを真剣に考えるのです。 この気持ちを技術屋諸君がまず個人として持つことが技術立国日本再生の基本です。

技術とは工学的合理性を介しての自然との対話(神といってもいいでしょう)です。 物が壊れるとき、神は我々の言い訳は聞いてはくれません。

すべての物(人間も含めて)は壊れます。寿命があります。色即是空です。 壊れてもいいのです。ただ突然壊れるのがいけないのです。 予測がつけばいろんな手が打てます(疲労・破壊力学)。

日本は小さな国です。人口は多く、資源も少ない、国土も狭い。 要するに何もない!その上食料自給率が30%にも満たないのに飽食に 溢れています。エネルギーの浪費に溢れています。では、本来何が日本の資産、 使命なのでしょうか。いい物造りをする、優れた高付加価値製品を世の中/ 世界に送りだすこと。この叡智が日本を世界を救うのです。 "Positive Feed Back"です。 "熱力学の第二法則(Negative Feed Back!)"に打ち勝つにはこれしか ありません!

   

追伸:戦艦大和の大型精密模型が船の科学館(ゆりかもめ)の2Fにあります。 一見に値します。ぜひ行って観てください。 その毅然とした美しさに感嘆するでしょう!!

"男はタフでなければ生きていけない! 優しく! なければ生きていく資格がない"
ぼくの好きな言葉です。・・・・・・・ これで おわり!!